自民重職議員の妄言をスルーする産経。
「米国の５１番目の州になれば日本人が大統領に」 自民・丸山氏が“珍説”披露、参院憲法審査会 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/politics/print/160217/plt1602170031-c.html
来ましたね。昔からあるジョークですが、日本人が言えば売国そのものという、タブーに触れる面白さの、非常に自虐的なジョークです。大昔、レイ・ブラッドベリ氏だったか誰だったかがリップサービスで「日本と米国の距離がもっと近くて、51番目の州ならいい。米国が日本の州になるのでもいいが」と発言していたことを思い出しました。良識ある人はちゃんとバランスを取るのですが、記事を読むと、丸山議員は本気で言ってるっぽいですね、この売国発言を。
それを「微笑ましい珍説」扱いでスルーしようとするこの産経記事だけで問題だと思ったのですが、さらに。
産経記事では問題ないように書き換えられているのですが、丸山議員は人種差別そのものとしか受け取れない発言も同時にしていました*1。こちらを読んだあとで産経記事を読み直すと、そのスルーっぷりに、自民党の要職にある議員の発言をできるだけ問題にしたくないという姿勢に、びっくりしてしまいます。
追記。
入れ替わりのように、奴隷発言についての記事が出ました。
「米国は黒人、奴隷が大統領」自民・丸山氏法務部会長 参院憲法審査会で発言 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/politics/print/160217/plt1602170031-c.html
まあ、最初の記事の問題点については変わりがないので、訂正ではなく追記にとどめておきます。
