黙然日記(廃墟)

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産経記者、疑問を呈す。

【政界徒然草衆院の定数削減って必要なのか? 答申通りやれば人口6000万人だった大正14年以下に 政治主導に逆行も… - 産経ニュース
http://www.sankei.com/premium/print/160129/prm1601290004-c.html

 歩きスマホで取材する田中一世記者です。テーマの提起は、たいへんけっこうなものです。日本国の国会議員定数は現在、減らすどころか増やすべき状態だとわたしは考えます。それが「民主主義のコスト」の正しい意味です。
 でもまあ、田中記者が言っているのは、そういうことではないですね。定数削減を主唱しているのが維新の党(維新の会+みんなの党)で、それに迎合した民主党が政権時代に自公に飲ませたという、現在の野党主導で進んでいるのが気に食わない、というだけでしょう。維新系の「公務員バッシングすればすべて解決する」という小泉改革信者の流れを汲む主張がそもそもおかしいので、こういう記事を書くならそもそもこの信者である点を指摘しなければならないのですが、産経にはそれができないのでしょうね。