司馬遼太郎と産経新聞。
司馬エッセー 新たに発掘200編 あふれる「おおらかなおかしみ」 没後20年、書誌完成目指す - 産経ニュース
http://www.sankei.com/west/print/160102/wst1601020033-c.html
記事とは直接関係ないですが。司馬(没後20年だからそろそろ歴史上の人物扱いで敬称抜きでもいいでしょう)の口癖は「もう一度産経新聞の記者をやりたい」というものだった、というのは、新聞休刊日ごとに2ちゃんねる「産経抄」スレッドに貼り付けられるコピペでおなじみですが、どういうもんでしょうね。石井英夫おぢいちゃんは、司馬の産経愛の発現みたいに書いてましたが、裏返せばそれは、彼が産経の現状に満足していなかった、俺ならもっとまともな記事を書くのに、ということですよね。かつては「保守的」ではあってもまともだった「サンケイ新聞」*1が右傾化していく中で、一人の記者の筆でそれを止められると思っていたかどうかはわかりませんが。