黙然日記(廃墟)

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産経「主張」とゆがんだレンズ。

 重要法案を巡る次世代の党の姿が、面白くしかたありません。あれだけ尽くしても与党に入れてもらえない。演歌ですね。自虐愛国党に改称してはどうでしょう。

【主張】維新の党 国の利益守る対応を貫け - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/print/150619/clm1506190002-c.html

 さて、産経「主張」が「国の利益」とか「国益」とか言う場合、それは「自民党の言うとおりにする」を意味します。《時代に合った安保政策を示すのは、政党として責任を果たす出発点である》っていや、出発点は「国民をいかに守るか」で、それは経済政策や社会保障なども含みます。安保(軍事)なんて、ごく一部ですが、産経のものの見方はどうも、ずいぶん変なレンズを通しているようです。《維新は集団的自衛権の行使を一定の制約の下で認める姿勢をとっている。安保政策を正面から論じ合うことができよう》という、妙ちきりんな現実認識は、なんなのでしょうか。もう全体に、「軍隊のやりたいようにやらせろ」「オレに拳銃を撃たせろー!(by太田巡査in『機動警察パトレイバー』)」と言っているだけですよね。トリガーハッピーにオモチャを持たせちゃいけません。
 維新の党がどういう方向に進もうが自由なのですが、産経のいうことに惑わされませんように(そんなことはないと思いますが)。次世代の党みたいに笑いを取るのも、野党第二党としてどうかと思われます。