産経野口記者、徹夜する。
夕食がキャベツの蒸し焼きだけとか。ダイエットしてるわけでも金がないわけでもないのですが。いや、ダイエットも必要だし金があるわけでもないのですが。
【野口裕之の軍事情勢】中国の代弁者に堕ちたシンガポール - 産経ニュース
http://www.sankei.com/premium/print/150615/prm1506150007-c.html
15日は新聞休刊日ですが、野口記者は元気です。16日には日本とシンガポールが仮想戦争を行いますが(そう、いよいよ男子も本番です!)、試合が終われば友好国であることはもちろんです。ていうか、シンガポールが政治的に云々なんて考えもしません。G20にも入っていないし。
野口記者は、アジア太平洋戦争時に《華人の抗日拠点と化したシンガポール》とか不思議なことを書いていますが、日本軍が真っ先に占領した地点で、もちろん現地住民の抗日レジスタンスはありりましたが、「拠点と化した」ってのはなんか違うような。そもそも当時は華人国家ではなく英国領です。また、現在のリー・シェンロンシンガポール首相をいきなり《シェンロン氏》と書いていますが、そこまで他にリー姓の人物が出てこないのに(後半で父であるりー・クァンユー氏に言及していますが)、ファーストネームに「氏」をつけるのは常識に反し、非礼でもあるでしょう。
シンガポールが中国寄りの政策をとることは選択肢のひとつですし、日本国の現政権が《右翼の学者・政治家の非常識な歴史歪曲》をとっていることも、哀しいかな事実です。《醜悪》だのなんだの言われる筋合いではないでしょう。またリー首相の言うように、解放前のチベットが後進地域で、どんな理由からであれ中国によって近代化されたのも事実です。はて、野口記者は、大日本帝国による朝鮮近代化を礼賛していませんでしたっけ。もちろんわたしは、朝鮮もチベットも民族自立を重視する立場ですが。
シンガポールの親中政策に、批判すべきところはあるかもしれませんが、坊主憎けりゃ今朝まで徹夜みたいなことは、控えられてはいかがでしょうか。