産経の猪瀬直樹都知事観。

【主張】都知事に５０００万円　明確に説明責任を果たせ - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131123/crm13112303020002-n1.htm

【産経抄】１１月２４日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131124/crm13112403180001-n1.htm

　23日付「主張」、24日付「産経抄」他、産経新聞は猪瀬都知事が徳洲会から5000万円を「借り入れ」ていた事件について、厳しい姿勢を見せています。それはいいのですが、どうもピントがぼけているというか。一千万都市の首長としての責任を追及するのではなく、東京五輪開催に支障があるから、とでも言いたげな姿勢が目につきます。政治家としての猪瀬氏に責任を問うという考えはあるのでしょうか。ついでに、この「主張」に限らず最近目立つのですが、《説明責任》という言葉の使い方がおかしいですね。

【ＷＥＥＫＬＹ＠猪瀬直樹】ハノイ訪問、ＩＯＣバッハ会長と会談…そして６７歳の誕生日「なぜロウソクは７本なのでしょう？」＋（1/4ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131124/lcl13112412000000-n1.htm

　MSN産経ニュースには、こんな連載もあります。猪瀬氏のtwitterを軸に解説を加えて一週間の言動を追うものですが、22日の疑惑発覚以後の記述がありません。猪瀬氏のtwitterが沈黙しているせいもあるでしょうが、するーして許されるものではないでしょう。そもそもこの手の政治家パブリシティ記事は橋下徹大阪市長や中田宏前横浜市長にもありましたが（都知事はともかく横浜市長の宣伝を全国紙がやるというのはかなり異様です）、こういう憐察を持つ立場で本当に猪瀬氏の責任を追及できるのでしょうか。