産経抄の道徳教科観。

【産経抄】１１月１３日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131113/edc13111303090000-n1.htm

　道徳を教科化すれば、その教科書は（戦前の修身国定教科書のように）偉人伝の羅列になると、思い込んでいるようです。教科化しても指導要領を産経好みのものにしない限り、今の道徳副読本とあまり変わらないものになるはずなのですが、なにかといえば産経は道徳教科化＝二宮金次郎です。いったいどういう勘違いをしているのか、想像することもできません。紹介されている本の版元は育鵬社、著者である道徳教育をすすめる有識者の会は日本教育再生機構のダミー団体、代表世話人が「産経抄」にも名前が挙がっている渡部昇一氏で、とりあえず蹴っ飛ばしたくなるような面子です。産経が道徳教科化を推進するのは、育鵬社が新たに道徳教科書発行に参入できるから、という目論見もあるんでしょうね。なんで現行の枠組みの中で副読本を出さないのか疑問ですが。