産経の首相参拝観。他。
【産経抄】10月19日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131019/plc13101903250001-n1.htm
【主張】靖国神社 やはり首相は直接参拝を - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131019/plc13101903310002-n1.htm
靖国カルトの色合いをますます濃くする産経新聞です。「産経抄」は「東京だョおっ母さん」(いい歌です)を引き合いに、戦死者遺族の心情を利用して首相の靖国参拝を実現させようとしています。海外からの干渉は無視するべきだ、と言っていますが、はたして首相の靖国参拝が遺族や国民すべての願いと言えるのでしょうか。先帝の御心を踏みにじることを、多くの国民はよしとしないはずです。戦死者の御霊の安寧を祈るなら千鳥ヶ淵戦没者墓苑でよいはずであり、招魂社を起源としA級戦犯を合祀する靖国神社参拝にこだわる姿勢には、戦争肯定の思惑が危惧されるところです。
【主張】道徳の教科化 今度は逃げずに実現せよ - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131019/edc13101903300000-n1.htm
道徳の教科化にも、産経新聞と安倍晋三政権(第一次、第二次)はこだわっています。「日教組が教科化に反対しているから教科化する」という論理です。点数化が難しいから教科化できない、という、ごくあたりまえの反対意見には耳を貸そうとしません。いったいどうやって、道徳に点数をつけるというのでしょうか。教師が子供たちと一緒に価値観を考える授業などは、現在の道徳の時間でもじゅうぶんであり、正式教科化の意味はありません。価値観の押しつけだけを産経は考えているのではないかと、これも危惧されます。