黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経大阪の巨大観。

【浪速風】大きいことはいいことだろうか(10月15日) - MSN産経west
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131015/wlf13101511120002-n1.htm

 新聞休刊日なので夕刊コラムしかネタがありません。そんなにひどくはないのですが、あれっと思ったところをあげつらってみます。国立競技場を建て替えて今より巨大に、斬新なデザインにすることは、明治神宮の歴史や景観に似合わないというのです。たかだか100年の歴史しかない明治神宮になにを期待しているのか知りませんが、奇抜なデザインというならたとえば代々木体育館だってずいぶん奇抜なデザインですが、明治神宮外苑に今ではしっくり馴染んでいます。大きさにしても、2020東京五輪で必要になることは肯定しながらその後の維持費を気にするのは、産経の論説としてはずいぶん奇妙です。風子の言うように回収で済ませるにしても維持費はかかりますし、現在の国立競技場が天皇杯Jリーグ、その他の競技の使用だけで運営できているのと同じていどには成り立つでしょう。「改修で済ませろ」という案には賛成なのですが、なぜここで「五輪を口実にした無駄遣い」を批判できないのかと思います。