黙然日記(廃墟)

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産経「主張」の体育の日観。

【主張】体育の日 五輪精神思いだす機会に+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131014/trd13101403320001-n1.htm

 体育の日は国民のスポーツ普及・健康増進を目指す日であって、トップアスリートを応援する日ではありません。五輪の精神も「参加することに意義がある」です。そこを履き違えたまま「体育の日に五輪精神」といって1964東京五輪応援の歴史を振り返られたって、なんのこっちゃです。
 《開会式当日の産経新聞》と書いていますが、当時の題号はサンケイ新聞だったのではないでしょうか。そういうところは正確に表記するべきだと思うのですが、産経的には「サンケイ」時代は黒歴史なのでしょうか。夕刊コラムが開会式の模様を《活写した》と書いていますが、締切時間を考えると予定稿ではないのですか。サトウハチローが詩を寄せていたそうですが、今だったらたとえば谷川俊太郎氏が産経新聞になにか書いてくれますかね。凋落したものですね。当時の紙面を見るもなにも、縮刷版がないのだから一般の読者には手も足も出ません。いろいろと、隙だらけの文章です。
 《国を挙げ、国民を挙げて大会を成功させるために》と気張っていますが、「そんな肩肘張らなくても」と言いたくなります。「挙国一致」とか、ほんとに産経は大好きですよね。大人の余裕で大会を成功させるという発想ができないのでしょうか。