黙然日記(廃墟)

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産経「正論」のコミンテルン観。

【正論】「8・15」に思う 参議院議員中山恭子 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130813/plc13081303400005-n1.htm

 首相補佐官だったころ、あるいは自民党参議院議員だったころは(夫の中山成彬氏に比べて)まだまともな人のような印象を受けていたのですが、たちあがれ日本を経て日本維新の会に所属するようになってから、どんどんおかしな人になってきました。この「正論」でも、戦後レジームからの脱却として改憲を唱えるところから始まっているのはまだいいとして、後半では「家族の価値」を力説するようになっています。それも、《「社会が子供を育てる」という思想は、ソ連コミンテルンの影響が大きい》とか言っちゃっていて、どうしたもんかと。別に社会主義が嫌いならそれでいいのですが、一方で《子は家庭が育て社会の宝に》とか唱えてるんですから、手のつけようがありません。ソ連社会主義を否定しつつ家庭に社会の責任を押しつけるのは、国家社会主義ということでしょうかねえ。個人主義がお嫌いのようだから社会主義に走るのは理解できますが、わたしからみれば唾を吐きかけたくなるような思想です。