黙然日記(廃墟)

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産経抄のヘイトスピーチ観。

産経抄】7月13日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130713/plc13071303260002-n1.htm

 韓国野党党首の暴言を「日本に対するヘイトスピーチ」と決めつけていますが、「産経抄」自身が韓国に対するヘイトスピーチをやる気満々、いや、すでにヘイトスピーチの域に達しています。これが新聞の1面に掲載されたということが信じられないぐらいで、韓国で知られたらまた新たな火種になることでしょう。そろそろ、「日本のサンケイシンブンがまた妄言を吐いているが、馬鹿なんだからしかたない」という認識が広まっていて、諦めてくれるのを祈るばかりです。
 そもそも「産経抄」は、「ヘイトスピーチ」という言葉の意味をわかっているのでしょうか。単に憎悪から出た発言ではなく、人種や民族そのものを否定する目的からなされる発言を指します。だから「憎悪発言」「差別発言」と訳したのでは概念を伝えきれないので、「ヘイトスピーチ」という言葉がそのまま使われているのです。朴槿恵韓国大統領と安倍晋三日本国首相の血族を否定する野党党首発言は許せないものですが、ヘイトスピーチの概念には当てはまりません。むしろ、一部の発言を取り出して民族性を否定する「産経抄」の発言こそ、ヘイトスピーチと呼ぶべきです。