黙然日記(廃墟)

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産経「主張」のパニック。

【主張】橋下氏発言 避けたい改憲勢力の亀裂+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130522/stt13052203110002-n1.htm

 橋下徹日本維新の会共同代表の発言と、それに対する維新の会の対応に関して、みんなの等が選挙協力解消を決定しました。「政策以前の価値観で合わない」という理由はもっともで、これは維新sageみんなageな決定ですね。で、この決定に産経が涙目になっています。参院選後は96条改憲が政界の軸になり、維新とみんなが連立与党に加わってくれるぐらいのつもりでいたのが、おじゃんになってしまったわけですから。しかしみんなの党のコメントにあるように、そんなことより基本的な価値観が違う、というか人として論外な発言があったわけですから、協力はできない、いっさいの関係を断ち切りたいと思うのは当然でしょう。そういう感覚のない産経「主張」が「なぜ」と思いパニックになってしまうのは、自業自得というか、いっそ気の毒でさえあります。感覚が足りないというのはこういうことか、と。
 産経はなぜ改善から、みんなの党を96条改憲推進派に分類していますが、実際には「先行する課題を片づけてから」という主張をしています。そしてその課題というのが膨大なアジェンダなのですから、96条改憲だけに目の色を変えて歴史に(悪)名を残そうとする安倍晋三自民党総裁や維新の会の立場とは大きく異なっています。むしろ慎重派というべきでしょう。産経は自分の思いどおりにならないと鳴きわめく子供のようなところがあるので、そうしたことも目に入れずに自分に都合のいいように未来像を描いていたのでしょうが、ざーんねんでした、としか言いようがありません。