黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経古森記者の右傾化観。

【あめりかノート】ワシントン駐在編集特別委員・古森義久 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121218/amr12121803080002-n1.htm

 《「右傾化」批判の誤り》と題された一文です。要するに、「日本の右傾化が指摘されるが中央に戻っただけだ、なぜなら俺のいる場所が中央だからだ」ということのようです。「右手首から見れば右肩も左翼」という、こもりんのいつものパターンですね。「右傾化」「右翼」レッテルを極端に嫌うこもりんが、他人に対しては「左翼」レッテルを簡単に使うのですから、なにやらわかりません。
 またたとえば、ヘリテージ財団のイベントでマイケル・グリーン氏やCIA出身のブルース・クリングナー氏が述べたという発言を、いかにも米国を代表するかのように書いているのも、いつもどおりですね。米国保守派の動向を報じるソースとして古森氏の存在は貴重なものですが、あくまで保守派のそれだと自他共に認識した上でのことです。
 共産主義が左翼で、共産主義国の中国や北朝鮮が軍事化を進めているのだから軍事化は左傾化だ、という、なんだかうまいことを言っているつもりらしいですが、軍事化や言論の自由の統制が左右両極に見られる現象であることは言うまでもなく、そういう面で「右」「左」の区別は意味がないとは言えますが、「日本の右傾化」という警鐘はその極端化を意味していることは、指摘してあげないとわからないのでしょうか。こもりんはわかっているはずです。