産経野口記者の法治観。

「【軍事情勢】「法の不備」は政治決断できぬ言い逃れ」：イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/605648/

　新聞休刊日なので昨日の記事をあさっていたら、野口裕之記者の連載を見落としていました。まあ、あいかわらずのぐっちです。見出しを読んで、まるで「（現時点での）法律を無視して攻撃命令を出すのが政治決断」と言っているように思えて、そこにツッコもうと思ったら、本文でも《〔国際環境などの変化〕に先ず以て対応するのは「政治」であって「法律」ではない。足らざるを補うのが「法律」なのだ》とか、とんでもないことを言っていました。しかもその根拠として持ち出すのが、ナポレオン時代の英海軍の海賊行為です。またどこの本からパクって 引用してきたのか知りませんが、これを現代に正当化できると思っているようなので、驚くと言うより呆れます。「呆（あき）れる」という字は「呆（ほう）ける」と同じ字を書くのですが、野口記者に投げてやりたい言葉です。