産経記者の体たらく。他。

「慰安婦問題の「証拠がない」　橋下市長の認識はまっとうだ」：イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/localpolicy/586540/

　【大阪から世界を読む】なるコラムで、筆者は松本浩史記者です。世界を読むわりに視野が狭いと思うのはわたしだけでしょうか。慰安婦問題や河野談話についての認識は、いまさら言いますまい。産経の標準レベルです。証言が証拠にならないなどとは、弁護士である橋下徹大阪市長が言うべきセリフではありません。橋下氏が、歴史認識や君が代条例などで極右的なのは引用されている韓国メディアの指摘のとおりです。
　ところで、《民主、自民両党が体たらくなざまをさらしている》という日本語はあるのでしょうか。わたしは初めて見ました。「あの体たらくをさらしている」「あのざまをさらしている」ならわかるのですが、「体たらくなざま」とはいったい、なんでしょうか。日本語を商売道具にする新聞記者が、なんという体たらくでしょう。

【エディターズＥｙｅ】尖閣上陸もみ消しは犯人隠避罪だ＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120826/plc12082612090008-n1.htm

　現SANKEI EXPRESSの渡辺浩記者。尖閣上陸者の釈放は「騒ぎを大きくしないで宣伝目的を排する」という国益にかなった判断だと思うのですが、それを杓子定規に解釈すべきだというのです。ならば、中国人上陸者の数日後に尖閣諸島に上陸した地方議員らも、軽犯罪法で起訴すべきですね。杓子定規の解釈がなんにでも当てはまるのなら、新聞倫理綱領「正確と公正」に反して、カルトの隠れ蓑であるID論を紙面で大々的に持ち上げた渡辺記者こそ責められるべきところでしょう。