産経、拍子抜けさせる。

【産経抄】７月２６日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120726/dst12072603250001-n1.htm

　迷彩服区役所拒否誤報事件については、23日付記事と同時に24日付「産経抄」も同じ誤報をしてしまったわけですが、該当ページを削除はせず、かわりに今日付の「産経抄」で平身低頭謝るというかたちをとってきました。しかもいつもならおわびの文面と同時に「しかしながら左翼市民グループも悪い」とか言い訳を添えてこちらの神経を逆撫でしてくるのですが、今回はそれもありません。拍子抜けしてしまいました。この姿勢が、今後の紙面全体の記事に反映されればいいのですが、社内のチェック態勢をどうするといった具体的な話はまだ聞こえてきません。見守っていきたいと思います。

「【今、何が問題なのか】アジア系の政治進出」：イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/579215/

　内畠嗣雅編集委員による解説記事。米国議会選挙でアジア系候補が3倍増しているというトピックの解説です。これでてっきり、「米議会が中国に支配される」「韓国系が発言力を増して慰安婦問題が」などと騒ぐのかと思ったら、そういう記述はまるでありません。すでに在任しているアジア系議員としてマイク・ホンダ議員の名前も出てくるのですが、彼が主導した慰安婦問題決議についてもまったく触れられていません。5年前の産経新聞のキャンペーンはなんだったんだ、と、これも拍子抜けする記事でした。SANKEI EXPRESS掲載だからということもあるのかもしれませんが、どうなっているのでしょうか。