産経「主張」の規制委観。他。
【主張】原子力規制委 国益守り抜く人選めざせ＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120615/plc12061503070002-n1.htm
なにが国益なのかといえば、事故リスクを抱えない国造りこそがそうではないでしょうか。《「原発潰し」が自己目的化した「脱（反）原発至上主義」の道具になる危険もはらむ》という危惧は的外れとしか言いようがなく、いまさら原発推進を目的化するなら、なんのために経産省から分離した独立委員会にするのかわかりません。これは産経「主張」の言い分に限らず、実際の政治でもそうなってしまいそうなのが憂慮すべき点ですが。
委員会への首相指示権について、菅直人前首相を例によって《過剰介入》と罵倒しながら、《国民を守る責任は政治が負う。それが大原則である》としているのは奇妙です。基本的に政治主導、首相指示権を認めながら、菅氏を罵倒したいだけではないのかという疑問がここでも沸き上がってきます。
「天皇の地位」を論議 第６回「国民の憲法」起草委 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120614/plc12061421090014-n1.htm
14日の記事ですが、定点観測的に。意外なのは、「象徴」という表現をわりと積極的に受け入れているらしいところです。「元首」という表現を入れるかどうかも確定していないようです。まあ、平沼赳夫たちあがれ日本代表も同じような意見だったので、あんがいそういうものなのかもしれませんが。
