産経古森記者の大統領選観。

【あめりかノート】ワシントン駐在編集特別委員・古森義久　資本主義のあり方も問う＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120606/amr12060603260003-n1.htm

　新聞休刊日なのでネタがありません。こんなときは、と古森氏のブログを除いてみたら、ちょうど6日付の記事を転載するエントリがあったので、こちらも話を蒸し返します。
　米大統領選の分析というより、バラク・オバマ大統領（候補）への攻撃ですね。4年前の今頃からずっとやっている、「オバマ氏は社会主義者だ」というキャンペーンの続きです。さすがに社会主義者という言葉は使わなくなりましたし、「国民皆保険の導入は資本主義の否定」なんて主張が日本人に受け入れられないことは学習したようですが。
　《破綻しそうな民間大企業への国家資金の投入、大企業経営陣への報酬抑制、高額所得者からの収奪による富の再配分、全米商工会議所への非難、ウォール街占拠者への支持》などが、資本主義の否定になっているのでしょうか。《高額所得者からの収奪》って表現も凄いですが、それは「行き過ぎた資本主義の否定」であって、資本主義体制そのものの否定ではありません。古森氏の立ち位置が（共和党支持である点を含め）よく現れた記事だと言えましょう。

追記。(06/12)

　はい、またApamanさんに先を越されていました。

こもりんのつまみ食い芸、再び（どころじゃないな） - Apes! Not Monkeys! 　本館
http://d.hatena.ne.jp/apesnotmonkeys/20120611/p1

　ひとつ言い訳をさせてもらえば、古森氏のブログははてなからのトラックバックを拒否しているので、誰が言及しているかわからないわけですよ。（ほんとに言い訳だな、こりゃ）。