黙然日記(廃墟)

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産経、ファシズムを褒め言葉と思う。

【激動!橋下維新】「ハシズム」は国際級! ワシントンポスト紙が1面で紹介(1/2ページ) - MSN産経west
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120524/waf12052411400013-n1.htm

 24日付、ニューヨーク支局の黒沢潤記者による記事です。すでにkojitankenさんがエントリで取り上げて話題騒然ですが*1、さすがにこれは見逃せません。"fascism"が米国でどのようなニュアンスの言葉なのか、ニューヨーク支局員がそこまで英語に疎いとは考えられないのですが、黒沢記者はあくまでも《一貫して橋下氏を“応援”する好意的な論調となっている》とまとめています。《民衆扇動家》という表現のどこが「好意的」なのか、その感覚がまったくわかりません。ありえるとしたら、皮肉のつもりで伝えているのか(考えづらいですが)、「扇動家」「ファシズム」を黒沢記者がふだんから肯定的にとらえているかでしょう。ニューヨーク支局には比較的まともな人が配属されることが多いと思っていたのですが、なにしろ産経新聞のことですから、どこにどんな記者がひそんでいるかわかりません。kojitakenさんは「馬鹿が作ってアホが読む新聞」と評していますが、わたしはそうは思いません。「馬鹿」という日本語では追いつかないからです。