黙然日記(廃墟)

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産経抄が揶揄するもの。他。

産経抄】2月26日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120226/stt12022603050000-n1.htm

 二・二六事件から三宅坂つながりで社民党への揶揄と、コラムとしてては珍しくまとまっています。
 空想主義のなんでも反対野党から、党内対立を経て党勢衰退と、言われてもしかたない面もありますね。まともな国家ならどの国も採用していないような憲法を掲げ、与党との交渉に応じずひたすら反対姿勢をとることで既存の支持勢力だけにすがりつき、現実路線を示せないことで心ある支持者からは見放され、党内の原理主義者の台頭を押さえられず四分五裂し、やがて「これがかつての」と言われるほど無惨な衰退ぶりをさらして党本部建物の維持さえ難しくなっていく――。平河町*1の今後はどうなるのでしょうか。

【書評】『「中国の正体」を暴く』古森義久著+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120226/bks12022608460004-n1.htm

 産経新聞「商標」欄で、古森義久氏(産経新聞編集特別委員)の著書を、田久保忠衛氏が絶賛する。なんのお笑いでしょうかこれは。

「【軍事情勢】英霊への待遇と仕打ち」:イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/547229/

 はい、野口裕之九州総局長です。あいかわらずですが、述べられているのは最新でも1年前のウィリアム王子ご成婚式の話で、なにが「情勢」なんだかわかりません。《まともな国は英霊の慰霊を欠かさぬ》というのなら、早く国立慰霊施設を作るべきなのです。一介の民間宗教団体である靖国神社に慰霊を依存しようとする考えの方が、戦没者への無礼でしょう。
 《●(=鯖の魚が立)國》と旧字で書くことにこだわっていながら(MS UI GothicフォントでもMS明朝フォントでも「鯖」が新字で表示されるので、マヌケ極まるのですがね)、《意味に置いて》(正しくは「於いて」)といったいいかげんな表記をしているあたりも、あいかわらずです。

*1:解説するのも野暮ですが、自民党本部のある地名です。