産経のタイムスケール。
【産経抄】６月１６日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110616/plc11061602450003-n1.htm
おたく世界は広いもので、「丸呑み」フェチというのが一部で人気を博しているそうです（pixivにタグがあります）。最後の段落でそれを思い出しましたが、もちろん例によって、他の部分とのつながりはさっぱりわかりません。
《首相の居座りが長引くほど、被災地復興のための献立づくりが遅れ、被災者の政治不信は強まっていく》という認識は、どうも現実と合っていないような気がします。第1.5次補正予算にしろその他の対策法案にしろ、復興への対応が進んでいることには間違いありません。「新報道2001」の調査を見ても*1、菅内閣の支持率は上昇傾向です。
【主張】「１．５次」補正 本格復興を遅らさないか - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110616/plc11061602460004-n1.htm
菅首相では自民党など野党が反対するから補正予算関連法案は通らない、だからさっさと辞めろ、では、あまりに虫のいい話ではないでしょうか。挙国一致はどこへ行ったのやら。「めどがついたら」というのは明言しているわけですから、首相の政策を一刻も早く実現させることが早期退陣への唯一の道筋であることは言うまでもありません。政策の提案が居座りに見えるというのは、どういう論理なのでしょうか。
もしかしたら産経は、復旧・復興というものを、数箇月単位で片付くものと考えてるのではないでしょうか。そう仮定すると、いくつかの理解できなかった点がわかるような気がします。ただ、わたしの感覚では年単位かかるもので、おそらく首相らの認識もそうなのでしょう。これでは話が食い違うのも当たり前です。
