産経抄は藪の中。他。
【産経抄】５月２０日 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/507778/
【産経抄】５月２０日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110520/plc11052003370001-n1.htm
「汚染水放出は米国の要請で日本政府がそれに従った」という平田オリザ氏の発言の真偽は、当面藪の中のようです。事実であっても政府の公式発表として認めない場合はありますし、30年ぐらいして公文書が（米側から）公開されるのを待つしかなさそうです。ただ、産経にとっては非常に都合の悪い発言だったらしく、内容を無視して政権攻撃に利用する姿勢が目立ちます。平田氏が麻生太郎首相と中川昭一財務相（いずれも当時）を朝日新聞紙上で批判したことも勘に障っていたらしく、いまさらのように持ち出しています。これだけ牌が揃えば、産経からみればドラ3でオープンリーチをかけられたようなもので、せっかく海底ツモのみでテンパイしたのに降りなければならなかった悔しさがあるのでしょう*1。
それにしても、平田発言を政府が肯定しちゃったら、いったい産経はどうしていたでしょうね。
《「活字っていうのも〔中略〕字が残るから危険な商売》という色川武大の言葉には、抄子こそ耳を傾けるべきでしょう。
大江氏は裁判で勝ったのか？ - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/507792/
【正論】拓殖大学客員教授・藤岡信勝 大江氏は裁判で勝ったのか？ - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110520/trl11052003410000-n1.htm
こういうのを「負け惜しみ」と言います。「負け犬の遠吠え」という言葉もありますが、失礼なのでそこまでは申しません。言葉を思い出しただけです。ええ、決して申してはおりませんので。
