産経抄の側聞観。
【産経抄】4月15日 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/502584/
《官邸からは、耳を疑うような発言が漏れてくる》。ああ、岡田克也幹事長の「アリーナには人も物もあり〜な」とかですね(官邸からではないですが)。産経の記者だけが聞いた、産経の“スクープ”が、およそ聞き間違いレベルとしか言いようのない代物だった例はいくらでもあります(他社も例外ではないとしても)。
冒頭の「ベンチがアホやから野球がでけへん」のときは、サンスポもちゃんと裏を取る取材をしていたはずですが、今の産経本紙はどうでしょう。入試問題漏洩の大誤報にしろ、裏を取らない取材が問題だったことはお詫びコメントで言外に認めています。産経にも、社会部などの若手記者にはまともな人もいるのでしょうが、「デスク以上がアホやからまともな新聞が作れへん」と独りごとを言いたい気分かもしれません。
もうひとつ。江本投手のベンチ批判が野球選手としての進退に繋がるという判断は正しかったでしょう(実際にそうなりました)。組織、特に戦う集団において、トップ批判は厳禁です。当時のサンスポデスクはそれを理解していたはずですが、日本で随一の“戦う集団”と、その取り巻き新聞が、どうもそれをまったく理解していないらしいことが気になります。