産経抄の単純明快。

平沼新党の党名は「たちあがれ日本」 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/377540/

　産経新聞がずっと、ずーっと、待ちかねていた、平沼赳夫氏を党首とする“真正保守”新党が誕生します。郵政選挙の自民党圧勝から民主党圧勝の政権交代を経る5年近くの間引っ張り続け、「完全にタイミングを逸した」「もはや政局的にあり得ない」「新党作る作る詐欺だった」と評されていた、あの平沼新党です。今回、与謝野馨氏が動かなければずっとそのままだったのではないかと思うのですが、産経の関連記事はどういうわけか、「平沼赳夫氏と与謝野馨氏の新党」ではなく「平沼赳夫氏の新党」で一貫しています。
　ところで、kojitaken氏や渡辺喜美氏が予想していた「たそがれ新党」*1にも語感が似ていますが、さっそく「たちがれ（立ち枯れ）日本」とか「たれぽん」とか略されています。。

新党を「立ち枯れ？」　渡辺喜美氏がチクリ - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/377656/

　って、ああ。「たちがれ日本」も渡辺氏に言われてしまっていますね。
　すごくどーでもいい話として、『翔べ!ガンダム』冒頭の歌詞を連想するという指摘もよく見かけますが（これが『復活のイデオン』だったらすぎやまこういち氏の出番なのですが）、『大戦隊ゴーグルV』*2も「たちあがれ〜」という歌詞で始まってます。「愛する故郷（くに）を守るために」とかの歌詞もあるので、替え歌は作りやすそうです。5人の名前がリズムに乗らない……。

【産経抄】４月７日 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/377379/

　そんなわけで本日の産経抄も、「平沼新党」に大いに期待を寄せているようです。平沼氏の養父である平沼騏一郎が首相を辞任したのは、追い込まれたというより、わけがわかんなくなっちゃって内閣を投げ出した、元祖「アベしちゃおう」じゃなかったのかなあ。産経としては、平沼氏を全面的に支持しながら、与謝野氏との違いに懸念があるのは当然でしょう。複雑怪奇な新党の中身を懸念しつつ、むりやりに褒めどころを探してご意見番的な役割を期待しているあたり、半世紀前の欧州情勢や現代の永田町とは違う、産経抄の単純明快さでしょうか。

*1: d:id:kojitaken:20100406:1270509215 参照。

*2:番組タイトルは『大戦隊ゴーグルファイブ』、主題歌タイトルは『〜ゴーグルV』。