産経抄の不人気。他。
小沢訪中団 国益に資する議論を望む - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/334081/
10日の「主張」です。与党実力者の訪中を、表面的には「話し合いをするのはいいことだ」的に歓迎してみせながら、どうもちらほら何かが見え隠れしていますね。日米に懸案があるときに中国と交流してはいけないのでしょうか。日中に懸案があるときに方ちゅへ牛手はいけないのでしょうか、ていうかそういうときこそ交流を図るべきではないでしょうか。
【産経抄】１２月１１日 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/334533/
自社で発行している月刊誌「正論」の宣伝、あるいはバカ売れしているという自慢です。売れているその理由が、台湾出身で最近日本に帰化した金美齢氏の「独占手記」が同誌に掲載されていることを、テレビ番組『たかじんのそこまでいって委員会』で宮崎哲弥氏が紹介したから、というのですから、情けないにもほどがありますね。いろんな意味で。
まあ、自分の主張と相反する政党が政権を握ったから他国に帰化する*1という金氏の態度は、なかなか潔いとは思います。4ヶ月ほど前まで「民主党政権になったら日本は滅びる」と叫んでいた人々にも、ぜひ見習っていただきたいものです。なぜかいまだに、同じ記者・筆者のメンツで新聞を発行し続けていますが。
まったくどうでもいいことにいまさら気がついたんですが、産経抄ってiza!ブロガーには人気ないんですね。関連づけが連日0〜1点だけ、それも無関係なものが多いようで。ニュー速+と同じで、見出しだけに反応する人が多いのかもしれません。まあ、iza!が全般的に活気がなくなってきている、ということもあるのでしょうが。
二階氏秘書起訴 自民党は自浄能力みせよ - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/334536/
首相献金問題 修正申告で幕引きなのか - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/334534/
今日の「主張」は2本1セットですね。まず鳩山由紀夫首相の方は、「払うべきものは払う」という表明を受けてのものですが、これは以前から首相が述べていることであり、それ以外の内容もまったく新味がなく、なんで今日わざわざ1本の「主張」にするのか疑問です。次に二階俊博氏の方を見ると、こちらは従来、問題発覚後半年以上にわたって「主張」ではほとんど取り上げられてこなかった疑惑ですが、自民党に厳しい処分を求め、党再生の道筋を懸念しています。肉（二階氏）を切らせて骨（鳩山首相）を断てと言いたいのか、二階氏の問題を矮小化するためにわざわざ書くまでもない首相の疑惑で1本仕立てたのか、そのへんの解釈はいろいろできますが。
国を危険にさらす単純な正義感 「同盟」をどう考えるのか - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/334539/
中谷巌氏の11日付「正論」。主題は「「日米同盟を何が何でも死守する」というのは国辱外交でも何でもない。立派な外交戦略である」ということらしいです。一方で、日米同盟以外は、たとえば経済のグローバルスタンダードを受け入れる必要はない、ということも言っていて、新自由主義から転向したと思われている中谷氏も、同盟だけは（他の表現ではなく）「死守しろ」と唱えるのは、日米同盟教の極みとでも言うべきでしょうか。
