産経「主張」、幻影を追う。他。
【主張】教員確保策 こんな競争は歓迎したい - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/268927/
教員採用の競争率が、地方で高く都市部で比較的低いことから、地方採用のような仕組みを各地の教委が工夫しているそうです。これは一面ではいいことでしょうが、さらに教員免許の十年更新制なども含めて、教育に競争原理を持ち込むことを手放しで歓迎しているのは、いまだに「教育再生」の幻想から抜け出せていないのでしょうか。
優秀な教育確保には待遇の改善が必要で、待遇の改善には労組の主張を取り入れることでしょう。給与面に限らず、事務負担が過大なのでアシスタントを採用してくれ、といった要望もあるのですが、もちろんそうした提案はいっさいありません。
【集う】岡崎研究所フォーラム(東京・虎ノ門の海洋船舶ビル) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090617/stt0906170828001-n1.htm
17日の記事でいまさらっぽいのですが、面白すぎるので取り上げておきます。岡崎研究所とは岡崎久彦所長の、いちおう定義としてはシンクタンクになるのでしょうか。なんか「岡崎氏関係のシンクタンク」と書いても、流し台付きの戦車しか想像できないのですが。フォーラム(乾杯付き、つまりただのパーティー)に集ったのは、佐々淳行氏(初代以下略)・小田村四郎氏(元拓殖大学総長)・長島昭久氏(民主党衆院議員)・屋山太郎氏(教科書改善の会)・小池百合子氏(マダム寿司)らで、民主党の悪口でみんな盛り上がっていたそうです。長島議員の「〔政権交代しても〕私は“岡崎研究所・民主党分室長”のつもり。ひとりでもがんばる」、岡崎氏の「〔オバマ政権は〕あきらかに日本重視」という発言はメモしておきます。