産経、超希望的予測を述べる。他。
「２１０〜２２０」の攻防 衆院選「比較第１党」ライン - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/265809/
この記事のタイムスタンプは2009/06/13 16:57更新です。今日はお昼寝日和の土曜日でしたが、仕事中に寝てはいけません。寝言は寝てるときに言いましょう。
政党支持率のわずかな違いが圧倒的な議席の開きとなって現れるのが小選挙区制であることは、たとえ寝ぼけていたって間違えるようなことではありません。それは前回2005年の総選挙、つまり郵政選挙で、自民・公明とその支持者がいちばんよく知っていることではありませんか。小選挙区で与党の得票率が49.22%・野党が46.02%、比例区で与党が51.43%・野党が48.57%でした。いずれも3ポイント程度の差が、比例区では100議席対80議席という結果だったのに対し、小選挙区では227議席対55議席という圧倒的な結果になったわけです*1 *2。
この制度下で、支持率の差が10ポイントもあるような状況で（この数字が得票率とイコールになるわけではありませんが）、220議席が可能だとか本気で思っているなら、この記事（無署名）を書いた記者は、政治部記者なんかさっさと廃業してほしいものです。
大手新聞社決算 広告・部数落ち込みで各社減収 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/media/265634/
厳密には12日付記事です。どこもたいへんのようですが、朝日新聞社が初の営業赤字を記録したことが注目されます。さて、産経の決算はどうだったのでしょう。
平成21 年３月期 決算短信 (sankei.jp / PDFファイル)
http://www.sankei.jp/pdf/H21_3kessan.pdf
営業利益はなんとか黒字を保っているようですが、当期純利益で26億円という赤字になっているのは、どうしたものでしょう。つか本気で心配です。このへんのことは、上記の記事には書いてありません。
役員人事内定のお知らせ (sankei.jp / PDFファイル)
http://www.sankei.jp/pdf/H21_jinji.pdf
ついでに、6月22日の株主総会に向けた人事の発表（5月26日付）に今ごろ気づいたので。役員の数がごっそり減ったのは、経費削減と言うことでしょうね。他、記事に関連ありそうなところでは阿部雅美氏が常務取締役を退任して客員編集委員に就任予定というぐらいでしょうか。阿部氏は昨年就任したばかりなのですが*3、役員削減の影響だけではなく産経デジタルの社長も退任するようで、なにがあったんでしょうね。まあ、産経新聞客員編集委員という名誉ある肩書を受け継ぐのですから、前任の花岡信昭氏なみの活躍を期待しています。
