黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

与党の“コンテンツ産業発展”。

性暴力ゲーム規制強化へ、与党が流通歯止め検討チーム : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090529-OYT1T01068.htm

 22日の発表では「勉強会」でしたが、党内の「対策チーム」というかたちに格上げされて29日に開催されたようです。この記事の末尾に、経済産業省幹部が把握しているソフ倫の対応として、(1)問題になったゲームに流通禁止を要請した、(2)ソフ倫として凌辱系全体の禁止を検討する――という発言があったことが書かれています。(2)を28日のTBS報道と合わせると全体像が見えてきます。TBS報道はやはりかなり不正確な内容(言ってしまえば飛ばし記事)だったようですが、根本部分はあまり変わらないので安心するわけにはいきません。
 今のところ、読売以外の報道がないのが不思議です。少し前まで児童ポルノ規制(に名を借りた表現規制)で先頭を切っていた毎日が報じないとは思えないし、山谷えり子議員が座長に就任したことを産経が報じないのも(個人的には)不可解です。

 出席した野田〔聖子〕消費者相は「子どもを守るバリアが日本ではきわめてルーズだ」と指摘。座長の山谷えり子参院議員も「日本のコンテンツ産業をさらに発展させていくにも、こうしたゲームで信頼を損ねてはいけない」と話した。

 また、読売記事にあるこの山谷氏の発言に注目してください。麻生太郎内閣が進める“コンテンツ産業発展”の正体がこれです。

NHKニュース アニメなど発信拠点に意義
http://www.nhk.or.jp/news/k10013223691000.html# ウェブ魚拓
塩谷文部科学大臣は、記者会見で「日本が新たに世界的に発信できるのは、この分野だ。国として、しっかりと方向性をもって支援し、育てることが必要だ。海外から日本に来た人が訪れてみたいと感じる施設にすべきだ」と述べ、建設の意義を強調しました。〔強調は引用者〕