産経専門委員、見捨てられる。他。

【選挙　ウワサの真相】共産党がアンチ公明で奇跡を狙う…らしい (1/3ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090510/stt0905101758002-n1.htm
「平和と福祉」を看板に掲げる公明党と共産党。政党支持率がほぼ同じで、支持層が重なることでも知られる。

　勝田康三、安岡一成記者の連名による記事です。いったいこれは……ああそうか、日本国とはパラレルワールドにあるニッポソの選挙情勢なんですね、わかります。歴史修正主義者の理想郷であるニッポソ*1の戦後史では、自民党一党独裁がなんのトラブルもなく続いていて、公明党と連立する必要もなく、逆に公明・共産が野合して「なんでも反対」野党になっているのでしょうね。
　両党の公約が同じようなものだとしても、あそこまで対立している政党の組み合わせは他にないんじゃないか、これに比べたら自民と民主なんて（共産党が言うように）まったく同じだというぐらいのレベルなのは日本の政治を語る上で常識以前だと思っていたのですが。産経政治部はやっぱりすごいな。

【軍事情勢】北とイランに「連座制」を適用せよ - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/worldnews/251840/

　あいかわらずの野口裕之記者なんですが、もーツッコミも面倒になってきたので、iza!ブロガーの皆さんの反応を引用してみます。現在3件のトラックバックがついていて、うち1件は明らかに無関係なabuseなので略します。

軽薄な妄想 - 葵裕一朗の一人旅
http://yuuitirou.iza.ne.jp/blog/entry/1029253/
政治部野口氏のアイデアは、机上の空論・軽薄な妄想といいたい。
現在の世界情勢でイランと北に連座制など・・・馬鹿の言うことである。

野口様。「内外の失笑」を買わないようご注意を - 未明庵落書
http://mimeian.iza.ne.jp/blog/entry/1029477/

*1:keyword:ニッポソにもあるように、id:osahuneさんによる本来の定義ではこういうことなのですが、あまりに強烈な概念提起だったので、つい便利に幅を拡げて使ってしまいます。たとえば「もにょる」も、発案者の定義とは別の意味で使われていて（本来は「笑いたいような」というネタ的な感情を指していたのですが、現在は「複雑、微妙な感情」の否定的な意味とほぼ同義で使われていて、考案者らしき人が別スレで愚痴っているのを見かけたことがあります）、ネットスラングというのはそういうものかもしれませんが。