黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経スペシャルサービスメドレー(特盛り) 。

 週末から今日にかけていろいろなことがあって、超豪華メンバー揃い踏みになってしまいました。

竹島の日」今年も政府関係者の出席ゼロ - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/diplomacy/224742
広がる“知韓派”に危機感 松江で「竹島の日」記念式典 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/diplomacy/224816

 なんかほとんど同じ記事なので、上の方は読まなくていいと思います。EXと産経本紙とかならともかく、これ両方とも産経本紙のロゴが表示されてるんですよねえ。韓国のメディアにもよく登場する知韓派日本人といえば、対韓ツンデレこと黒田勝弘産経新聞ソウル支局長ではないかと思うのですが、こういう人は産経的には批判の対象らしいです。
 それはともかく、この下の記事のポイントは「この日、「竹島の日」記念式典の参加者は520人だが、知韓派の集会には約700人が集まった」でしょうね。参加者総数が寂しかっただけではなく、政府関係者がゼロだったほか、訪れた国会議員も日本の領土を守るため行動する議員連盟会長の山谷えり子参院議員ら3人のみというありざまだったそうです。おまけに山谷氏の発言を見ると、対馬問題のことばかりで、議連の当初の目的だったはずの竹島問題はおざなりっぽいですね。これは産経が対馬キャンペーンに合わせて発言を切り取っているのかもしれませんが。
 しかしほんと、どこにでも顔を出すな、この人は。ヒマなのか。

麻生首相ぶら下がり詳報】米アカデミー賞ダブル受賞「あぁ、よかったんじゃないすか!」(23日夜) - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/225084

 「とてつもない国」とかいう表現は忘れてしまったようです。
 産経新聞の総理番記者はまだ福島香織記者のはずですが、ウォッチャーの間では「福島記者ならどこの新聞社でも通用する」と評価されているだけに(正確には「産経以外で通用するのは福島記者ぐらい」)、ぶら下がり取材の発言録もなかなか読ませる記事になっています。秘書官が登場するあたりにご注目。まあ、週末から今日にかけては特に面白いネタが続いたので、質疑そのものが面白いんですけどね。
 教科書改訂への政治介入発言 *1 *2 (しつこく追求され、はぐらかそうとして全然成功していないところが見ものです)、日教組と戦う発言(これも言い訳が言い訳になっていない)、支持率の記録的な低迷(これはいつものことなのではぐらかしは手慣れたものです)、などなど。今日の時点で支持率11%不支持率80% *3という数字も、この対応でまだ下がるかもしれませんね。

【記者ブログ】雑感・麻生内閣の支持率と自民党日教組 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/224989

 iza!名物の記者ブログが、ときどき一般ニュースに混じって(選択基準がなんなのか不明なまま)冒頭部だけ配信されてきます。どういうわけかニュースページでは誰のブログだかわからず、リンクを踏んでみなくてはなりません。が、この見出しを読んだときには、90%ぐらいの確率で誰のブログだか予想はついていました。

雑感・麻生内閣の支持率と自民党日教組 - 国を憂い、われとわが身を甘やかすの記:イザ!
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/927304/

 記者ブログで日教組とくれば、それはもう阿比留瑠比記者でしょう。
 これは実はわりと重要なエントリで、阿比留記者がここまではっきりと「自民党はもうダメだ」と表明するのは、歴史的なことではないかと思います。なにしろ、あの安倍晋三氏を、辞任劇のあとまで(現在まで)支え続けるぐらい、信仰の厚い人なのですから。自民凋落のきっかけが07年参院選とその後の対処にあることまで踏み込みながら、安倍氏の名前を出していないところは、ぎりぎりまで踏み絵は踏まないという最後の信仰なのでしょうか。
 もうひとつ、麻生首相日教組発言は、現職首相が特定労組を名指しで批判した初めてのケースだという指摘、および党内の日教組批判勢力が活発になってきたという報道も重要だろうと思います。追いつめられた自民党が、先鋭的な日教組攻撃を始めるための、これは狼煙なのだということです。

田母神氏の訴え - はなさんのポリログ:イザ!
http://hanasan.iza.ne.jp/blog/entry/926903

 そういうわけでついでに花岡信昭氏のブログを見に行ったら、今日のエントリは、20日に行われたというイベントの報告でした。見出しにもあるように、あの田母神俊雄氏の講演があり、その後、田母神氏と花岡氏、それに潮匡人氏を交えての公開鼎談があったのでそうです。すげえ。ウォッチャーにとってはよだれの出るような組み合わせですね、これは。会場が憲政記念館というのも、もうたまらないぐらい嬉しいところです。その名が付く会場で文民統制が批判されていたのかと思うと。
 そして花岡氏はエントリの最後を「あのとき、最優秀賞に決めてよかったのだ、と改めて感じている」とまとめています。はぁはぁ。

日本がファシズムになると予言した人たち――新刊書「東京特派員」から - ステージ風発:イザ!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/926825

 こうなりゃついでに。古森義久氏の今日のエントリは、湯浅博・産経新聞東京特派員が出した新刊の紹介です。同僚とはいえ他人のコラムまるごと2本引用しただけのエントリなので、特に読む価値はありませんでした。なおそのうち1本、エントリの見出しにもなっているのは、今年2月14日に掲載されたコラムでした*4
 そうそう、記者といえばこの人の話題を忘れてはいけません。

「ねじれ」で迷走の一途 国会同意人事  - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090223/stt0902232304008-n1.htm

 はい、千野境子・産経新聞特別記者の人事院人事官への再就職は否決されました。産経記事はめちゃくちゃに民主党を批判していますが、他紙の報道に寄れば政府側も、「人事官の一人はマスコミ出身者」という枠を外して再提出する方針のようです。千野氏はそうすると特別記者のままですかね。
 
 とりあえずここまで書いて、わたしが注目している産経関係の人物で今日のエントリに登場しなかったのは、野口裕之記者と稲田朋美議員ぐらいでしょうか。にぎやかな1日でした。
 おまけ。東スポの特ダネです(リンク先は23日限定だと思うので注意)。

東京スポーツ新聞社
http://www.tokyo-sports.co.jp/
元幕僚長・田母神氏に自民党から出馬要請

*1:この件で当時特に熱心だったのが山谷えり子参院議員でしたね。本当にどこにでも(ry

*2:教科書介入発言−ペットを家族扱いするのは異常だという麻生首相らの考え方について関連記事を。 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/koushitsu/224770/ の最後あたりのご発言に注目。本当ならこれだけでエントリ1本書けるぐらいなんですが。

*3:FNN・産経新聞合同調査 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/224911

*4: http://d.hatena.ne.jp/pr3/20090214/1234623536 でもとりあげました。