産経、日本を考える、他。
【主張】常用漢字 もっと大胆に字訓追加を - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/190273/
26日の「主張」「産経抄」が、iza!ではなぜか27日の朝に今日の分と一緒になって配信されてきたので、これは27日分エントリということになります。
あいかわらず、中途半端な理屈で常用漢字表改訂に文句をつけています。今回は国語審議会が字訓の拡張を提案したことに関するもので、表意文字の漢字で字形と意味を結びつけるために訓読みは重要だ、たとえば「思う」「考える」で意味と字形が結びつくから「思考」という単語をあらためて覚えなくてすむ、みたいなことを主張しているようです(あまりにもてきとーな理屈なので読解するのに苦労しましたが)。
しかしそもそも、日本語が漢字の音読みと訓読みを使い分けているのは非常に不合理な話で、訓読みを覚えても「思考」という単語の発音はわかりません。産経「主張」のてきとーな理屈を突き詰めると、すべて音読みにすれば字形と意味と発音が一致してさらに便利だということになります。かつて、日本語にローマ字を採用するべきだ、という議論がありましたが、産経の理屈では日本は中国語を採用するべきだということになります*1。とんだ売国新聞ですね。
【正論】社会学者・加藤秀俊 記者会見場に国旗 なぜ悪い - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/190267/
以下はふつうに27日分で。中川(酒)大臣が会見場に日章旗を持ち込んだことに対して、疑義を呈した記者がいたそうです。その記者に対して加藤氏は、「だいいち、記者諸君が享受している言論の自由その他もろもろの保証はあの日章旗のもとにおこなわれているのである」と難じています。あのー、言論の自由と日章旗の間に何か関係があるんでしょうか。国旗国歌法制定前、つまり日章旗が日本国の象徴であるという根拠がなかったころから、日本国憲法は自らの名の元に言論の自由を保証していたし、それは基本的に今でもまったく変わらないのですが。
自民党本部で教育研究大会 「日教組はがん」発言支持 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/190244
教育の正常化を目指す民間組織、全国教育問題協議会(中尾建三理事長)の教育研究大会が26日、東京・永田町の自民党本部で開かれた。
民間組織だそうです。自民党と無関係の組織であるかのように強調していますが、自民党本部って誰でも借りられるのかな。18禁ありの同人誌即売会とかに使えないだろうか*2。
出席した自民党議員としてとりあえず、保利耕輔政調会長(元文相)、森山真弓元文相、山谷えり子前首相補佐官(教育再生担当)各氏の名前が並び、森山氏と山谷氏の発言が紹介されています。その内容は予想どおりそのものなので略しますね。
ご存知の方にはいまさらなのですが、中山成彬氏一人に限らず、自民党の日教組に対する姿勢がよくわかる記事でした。ご存知でなかった方は、こちらも参照してください。
あきれた教育現場の実態 - 自由民主党
https://youth.jimin.or.jp/iken2/index.html