産経、外電を読めず。

【自民総裁選】麻生氏、３５１票で圧勝　２位は６６票で与謝野氏 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/180526/

　まあそういうわけで麻生太郎氏が自由民主党総裁になってしまい、おそらくこのまま内閣総理大臣に選出されてしまい、最短で1ヶ月ほどは*1日本国を代表してしまうわけです。政策や趣味のことはあえて言いませんが、森喜朗氏から自民党はなにも学ばなかったのか。渡辺美智雄氏を総裁に選ばなかった当時の理性は、いったいどこへ行ってしまったのでしょうか。
　さて産経の報道ですが、タイコモチ一色です。いろんな意図があるのでしょうが、もういちいち突っ込むのも面倒で。とりあえず、気になったのがこの2本の記事でした。

【自民総裁選】「保守のタカ派」懸念も　中国、新華社が速報 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/180546/

【自民総裁選】中国新華社、高い関心も外交政策には触れず - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/180597/

　上は共同通信の配信記事、下は北京駐在の矢板明夫記者です。下の見出し・内容に反して、上の記事では麻生氏の外交政策について新華社通信が詳しく報じたことになっています。いったい新華社はどういう報道をしたのでしょうか。おそらく、麻生氏の外交（対中）政策関連記事と、その他の記事を分割して配信し、矢板記者は片方を見落としたのではないかと思うのですが。

*1:順当に行けばおそらく最短で終わると思いますが、危惧される失言で一気に支持率が下がり、福田氏のように解散できなくなる可能性もないではありません。