黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経と応援と現実感覚と。

【集う】「ガンバレ自衛隊」新番組制作発表会(7日、東京都新宿区のグランドヒル市ヶ谷) - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/168327

 産経電子版で配信される、この【集う】というタグの付いた記事は、記者発表やパーティーなどなんらかのイベントを詳しく紹介するという趣旨がいちおうあるらしいのですが、毎回「なぜそのイベントなのか」という理由がまったく不明なものばかりで*1、驚くやら呆れるやらして楽しませてもらっています。
 ただ、今日の「集う」はわかりやすいですね。産経新聞自衛隊というだけでもわかりやすいのですが、もっと先があります。スカパー!のハッピー241チャンネルが制作する自衛隊の応援番組というふれこみですが、このハッピー241は、日本文化チャンネル桜が現在間借りしているところなんですね。月曜〜木曜の19時からという放映枠のうち、火曜日は現在、チャンネル桜の番組枠です。もちろんこの新番組の制作にも、チャンネル桜が関わっています。

ガンバレ自衛隊!安全保障アワーお知らせ
http://www.241ch.jp/jieitaibangumi.html

「せいぜい頑張って」 五輪代表を首相流?激励 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/168282

 見出しが目に入ったときから予想したとおり、iza!ブロガーからは福田首相に対して非難囂々です。ただ、すでにいくつか指摘もされていますが、「精々(せいぜい)」という言葉の本来の意味は、「精一杯」とか「精を出して」とか「精々(せっせ)と」と同じようなニュアンスです。もっとも、現代の話し言葉でこの本義は死語ですから、首相が不注意なことには変わりありませんが、その点を補足しないのは、酒井充記者の知識不足か、首相への悪意かあったか、いずれかでしょう。酒井記者が「せいぜい」発言と並べている「メダルの数を言うとプレッシャーになるから自制している」という趣旨の発言も、特に問題があるとは思えません(こういう言い方自体がプレッシャーになるという話は別として)。

【コラム・断】鎌田慧という「絶望」 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/dan/168215

 呉智英氏のコラム。鎌田氏が『自動車絶望工場』で1972年の自身の体験として書いた状況について、現在の日雇い派遣労働者はそれすら羨むという事実から、鎌田氏の著書は甘っちょろいと批判しています。それはそうなのかもしれませんが、今ここで鎌田氏を批判することに、なんの意味があるのでしょうか。

古森義久の北京奥運考】「一つの世界」の行方 (1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080809/chn0808092001008-n1.htm

 しばらくwatchをさぼっていて、古森blogの未読もたまりまくっている状態なのですが、さすがに名前がタイトルに入った記事は読んでしまいます。読んでいきなり、ひっくり返りました。古森氏が北京滞在中、ホテルの開戦に繋いだパソコンがスパイウェアやウィルスにやられまくっていたそうです。あんたいったい、ふだんどんなパソコンの使い方してるんだよ。どう考えても、元から入っていたウィルスにバックドアを仕掛けられ、ファイアウォールのない回線に繋いだとたんに侵入されたとしか思えないのですが。もしかして、アンチウィルスソフトも常駐させていないのでしょうか。こういうセキュリティ感覚で、誰それが他人のパソコンに侵入して情報を盗んだことを非難したり、「SAFTY JAPAN」というサイトでコラムを連載したりしているのかなあ。

*1:たぶん今日の記事と同じように、毎回探ればいろいろ出てくるんでしょうけれどね。