黙然日記(廃墟)

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産経小ネタ0708-0709。

8日分。

産経抄】7月8日 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/159381/

 「産経抄」「主張」とも、大分県の教員就職汚職事件を題材にしています。サミットその他のニュースに気を取られて*1、このニュースにまったく気づいていなかったのですが、産経としてはよほど重大な事件だったのでしょう。
 7日のサミット初日を、福田首相は無事に乗り切ったようです(と、9日の夜に書くのも間抜けな話で申し訳ない。最終的にも、まあ無難と評してよさそうです)。産経としては、その点にあまり触れたくなかったのかもしれません。


 と思ったら、読売新聞が9日付のコラム・社説で同じようにこの事件を取り上げています。まさか産経のまねをしたわけではないと思いますが、なにか琴線に触れるようなところがあるのでしょうか。

7月9日付 編集手帳 - YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20080708-OYT1T00788.htm
教員採用汚職 金で買われた「教員」の地位(7月9日付・読売社説) - YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080708-OYT1T00807.htm

9日分。

【コラム・断】公然と差別される後期高齢者 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/dan/159714

 潮匡人氏が、ひさしぶりにまともな文章で、あいかわらずの暴論を述べています。医療制度や紅葉マークで75歳以上があきらかに差別されている、憲法第14条に定められた平等の理念が泣いている、とのことです。それなら、「未満」の年齢差別はどうなるのでしょう。わたしは昔から不思議に感じているのですが、18歳未満あるいは20歳未満の日本国民は、高齢者に比べても明確に差別されています。紅葉マークどころかそもそも運転免許を取得できないし、裁判員どころか有権者名簿にも載せてもらえません。成人年齢の見直しがあっても、本質的には同じことです。しかし社会通念として、未成年者への差別は認められているようです。つまり、憲法の平等の理念派年齢差別には適用されないものだということです。

「拉致」文言は入ったものの…強いメッセージなく サミット首脳宣言 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/159666

 http://d.hatena.ne.jp/pr3/20080705/1215269555 で「拉致問題を取り上げる隠し球があって産経はそれを読んでいるのかも」と予測しましたが、もしかしたら本当に産経はこれを予見していたのでしょうか。それにしても、「もっと強い宣言になる」という過剰な期待をかけていただけということには違いなさそうですが。産経全体ではなく、この記事を書いた阿比留瑠比記者だけの問題かもしれませんが。

*1:正確には、最近プライベートで忙しかったこともあって、ニュースのチェックが甘かったということもありますが。