産経、小ネタで笑いをとる。
今日は小ネタが多くていちいちエントリにすると煩雑なので、まとめていきます。相互の関連はまったくありません。ていうか今並べてみて、あまりに関連性がないので自分でも呆れました。
産経、印刷に力を入れる。
産経新聞江東印刷センターが起工式 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/143506
実につまらない「ニュース」ですが、産経watchとして押さえておきます。江東区枝川に新設される江東印刷センターは従来の芝浦印刷センターを新設移転するもので約2倍の能力を持ち、来年9月から全面稼働するそうです。
住田良能産経新聞社社長は「地域の皆さまに親しまれ一人でも多くの人に手に取ってもらえるいい新聞を作っていきたい」と挨拶したそうです。紙の新聞を続けるつもりはあったんですね。下請印刷工場を作っただけ、ってことにならなければいいんですけど。
産経「正論」、外国人参政権を考える。
【正論】百地章 外国人参政権問題に決着を - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/143536/
外国人参政権 - アンサイクロペディア
http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E5%8F%82%E6%94%BF%E6%A8%A9
産経コラムのフィクション観。
【コラム・断】作家としての倫理に背く - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/dan/143696
中条省平氏の「断」です。このタイトルはどういう意味だろう、と最後まで読んでみて、腰を抜かしました。嶽本野ばらの新作『タイマ』を読んで、「フィクションだった」といって怒っているのです。自分が罪を犯し逮捕された事件について、便乗と誤解されるような形で小説を出版する嶽本氏の行為は、それこそ「作家としての倫理に背く」ものですが*1、そういう指摘ではありません。小説家がフィクションを書いた、フィクションの中身が事実と異なる、といって怒る中条氏の心的風景を想像すると、慄然とするものがあります。
まあ、フィクションと現実の区別をつけられないのは、産経のコラムではよくあることなんですが。「断」はあまり紙面の方針で縛らずライターの好き勝手に書かせるコラムではありますが、その「断」から「主張」「産経抄」や記者blogにいたるまで、フィクションと現実の混同を当たり前のようにやらかすのは、産経の方針としてそういうリテラシーを普及させようとでもしているのでしょうか。そういう認識がなければ、歴史教科書に神話を載せるなんて想像の範囲外ですしね。
*1:もっとも、現時点での作家の内面が、このテーマを書かざるを得なかっただろうことも理解はできます。