黙然日記(廃墟)

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古森義久氏、“恥辱の殿堂”ふたたび? 

 イラク戦争の泥沼化を予言した言論・報道に対して古森義久氏が、ブッシュ大統領の「終戦宣言」を根拠に彼らを「恥辱の殿堂」に入れるべきだ、と主張したのは、考えてみるともう4年半も前になるわけです。イラクの泥沼状態が報じられるたびにこの主張が思い出され、いまやすっかり古森氏の枕詞になってしまったのは皆様ご承知の通りですが、そろそろ忘れてあげてもいいのではないでしょうか。その後も数え切れない恥辱を繰り返しているのですから。

大手マスコミが報じないイラク情勢の改善――潮流は変わったのか-ステージ風発:イザ!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/400561

 ていうか古森氏はいきなり、イラクが泥沼状態にあったことを認めてしまっていますね(笑)。だがその泥沼も、米軍が3万の戦力を投入してからは落ち着いてきた、と。しかし、外国軍の警察力で維持されている治安は、いつまで続けられるのでしょうか。こういう一時的な現象を持ち出して、泥沼化を報じてきた他メディアに「そら見ろ」と言わんばかりの態度は、どうなんでしょうか。いや別にかまわないんですけどね。とりあえずでもイラクが平穏になって人々が少しでも安心して暮らせるなら、それはいいことです。
 ただ、昨日もこんなニュースがありました。

バグダッドのペット市場で爆発 13人死亡、57人負傷-イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/mideast/105522

 古森氏にとっては、“恥辱の殿堂”の居心地がよほどいいんでしょうね。