黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

古森義久氏、映画と小説を鑑賞する。

 古森さんとは直接関係ないんだけど、今の配給会社は頭使わずに仕事していられるからうらやましいよなー。横のものを縦にもしやがらないんだから。

映画『ブレイブ ワン』が描く被害者の反撃――加害者側の人権は守られすぎなのか。-ステージ風発:イザ!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/366795

 そんなわけで古森氏が、映画『ブレイブワン』と高山聖史の小説『当確への布石』をネタに、犯罪被害者保護や加害者の人権について問題提起しています。……やめときゃいいのに。実際、コメント欄ではBehemothさんの垂らした釣り餌に見事に引っかかって、例によって人道めかしたヘイトスピーチを繰り広げてしまっています。
 あと、少なくともあらすじを読んだ限りでは、『当確への布石』の主題が「被害者の立場」だとは思えないんですが――主題は「選挙戦とそれに絡む妨害者との心理戦」じゃないんだろうか?――これは読んでみないとなんともいえませんね。
 犯罪被害者の保護は現在注目されているテーマであり*1、blogの世界でもここ数ヶ月は刑事弁護のあり方(とその周辺の騒動)が熱いテーマになっていたりしますが、ハリウッド映画やミステリ小説に影響されたぐらいでくちばしを突っ込んで、余計な怪我をしなけりゃいいんだけど、と心配しております。

*1:ちょうど今日、運転免許更新で地元の警察署へ行ったのですが、被害者や家族の心のケアを受け付けます、みたいなポスターが貼ってありました。ここの県警はかつて、ストーカー被害者の訴えをたなざらしにして悲劇を招いた前科があるんですけどね。