産経抄、好悪を露わにする。

【産経抄】6月24日-イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/58704/

　困ったときの産経抄。つねにネタになるからありがたいですね。定点観測して今日は◎、今日は×とかやってみてもいいんだけど。
　さて今日の産経抄。抄子が大仁田厚議員を嫌いなのはよくわかりました。わたしは好きです。格闘技じゃなくプロレスを本気でやり続けた人だし、政治家としても今回の不出馬表明で見事に筋を通したと思います。いい意味でのバカの見本である彼にとって、腐れ切った馬鹿の見本市である今の政界なかんずく自民党は、もう耐えられない場所だったのでしょう。利用されつつ与えられた地位に恋々とする凡百のタレント議員や、ましてそれを操る党執行部とは、人間の格が違うとさえ言いたいところです。まさに、プロレスラーの侠気を見せてくれました。
　今日の抄子は、そういう大仁田議員の人間性を見ることなく、「タレント議員」という枠組みだけで彼を捉え、大仁田批判にかこつけて単にタレント議員批判をしたかっただけなんでしょうね。政策もなにも関係なしに自民党にへばりついた扇千景を持ち上げているあたり、政治家の責任感についてはなにも考えず自民党様に逆らう奴は悪というだけの基準で通しているようです。ま、ここまで一貫していればある意味で立派ですが。
　ところで大仁田議員の「参院は首相官邸の人気とりの道具ではない」という発言は、官邸べったりの義家弘介氏が立候補したことを指しているとわたしは受け止めたのですが、山谷えり子（元サンケイリビング新聞編集長：ただし自称）の子分であり広域○○団安倍一家の使いっ走りである義家氏の立候補もいっしょくたに批判してしまって、この抄子は大丈夫なんですかね。知ったこっちゃないけど。