中山成彬、次は南京大虐殺。
「南京大虐殺は虚構」 歴史教育議連が調査検証-イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/58000
「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」会長の中山成彬は、従軍慰安婦問題決議案に関しても藪蛇発言をして恥を掻いたばかりなんですが（歴史事実委員会の掻いた恥よりマシですが）、そっちが形勢不利になったと見るや、すかさず次の目標に向けて動き始めたようです。
中山氏はよっぽど、立候補した奥さんの足を引っ張りたいんでしょうかね。
報道に関して。
good2ndの日記 - 海外で報道される国会議員の南京事件否定論
http://d.hatena.ne.jp/good2nd/20070620/1182312753
good2ndさんの記事*1によると、国内でこの件を報じたのは昨日の時点では時事通信と自民シンパの日経新聞のみ、そして今日になって、自民党広報紙産経新聞が大々的に報じています。
「抗日記念館」。
ところで、この産経記事で気になったのが「中国の抗日記念館」という表現です。ちょっと調べてみても「中国人民抗日戦争記念館」という名称が正しいようなのですが、抗日戦争という一つの単語を勝手に区切ってイメージ操作するのは、古森義久氏だけではなく産経新聞全体、あるいはある種の思想を持った人たちの常套手段なんでしょうか。こだわるようですが、「太平洋戦争」を「太平洋」と略す人がどこにいますか。あるいは「対米戦争」を「対米」と略したら意味がめちゃくちゃになるわけですが、「抗日」だけ取り出すのはこれと同じことではないですか。
別の議連。
関連して、こんなニュースも見つけてしまいました。
NIKKEI NET：政治 ニュース 平沼氏らが写真撤去議連、中国の抗日記念館から
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070613AT3S1300T13062007.html
「中国の抗日記念館から不当な写真の撤去を求める国会議員の会」と名乗っています（日経の見出しはこの名称に釣られた模様）。ついでにこの阿呆な団体のメンバーとして、この記事では平沼赳夫・中川昭一・亀井静香の名前が出ていること、他に中山成彬もやはり噛んでいるらしいことを晒しておきます。
ていうか、「記念館からの写真撤去」というほぼ同じ目的を1週間違いで別の組織で発表する必要が、なんかあるのか？ 純粋に疑問。
