黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

古森義久氏を観察する。

慰安婦問題についての議会報告書の読み方-ステージ風発:イザ!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/151350#cmt

 週末でネタ枯れということもありますが、昨日取り上げたこのエントリの、コメント欄での古森さんの反応が面白いのでネタにしてみます。昨日も書いたし他でも指摘されているのですが、産経新聞に掲載された該当記事は、あちこちのblogから袋叩きになっていますね。だいたい、エントリから2時間半もコメントが付いていなかった(信者コメントに到っては4時間半後)というあたりからして古森blogでは珍しいのですが、信者もさすがにこの件については呆れていたのかな。
 予備知識として、最近の古森さんは批判的なコメントを完全スルーして、信者しか相手にしなくなっています。古森blogの開設当初はほぼ全レスしていたのですが、そのころからmochizukiさんが毎回長文でしっかりした批判を加えていて、しまいに古森さんが反論できなくなりかけていたとき、信者の誰かがスルーを教唆したのがきっかけだったと思います。その後、mochizukiさんのコメントだけではなく、批判的な意見はすべてスルー、ということになっていきました。これは黙然日記本誌からのトラックバックが拒絶されるようになった時期の少し前からなので、そういう意味でもTB拒絶の経緯を疑っているわけです。

 さて、実際のコメントを見ていきましょう。現時点では3件のコメント返しをしています。

雑音が多いなかでは清涼の一矢です。

 読者の意見を「雑音」って、新聞記者が言っちゃいけないことの筆頭じゃないですかね。まあ、批判に耳を塞いでしまって漏れ聞こえる声を音としてしか捉えていないから、「雑音」にしかならないのでしょうが。

人間研究としてはおもしろいですね。

 いえいえ。研究対象として面白いのは古森さん、あなたですから。「ジャーナリストはどこまで堕落できるのか」とか、いろんなテーマにおいて。

オレオレ詐欺をしている側はひょっとして自分なのかな、なんて、一瞬、思っちゃいました。

 自覚はあって、口をぬぐっているだけでしたか。最低ですね。つーか、いきなりくだけた口調になんなよ。びっくりするから。

 なんかねー。自分がblogを運営していても思うのですが、賛同意見に延々とレスを返すのは、反対意見に再反論するよりよっぽど疲れると思うんですけどねー。結局は「はい、そうですね」というだけのことを表明するのに、いちいち違う言い回しを考えないといけないわけですから。*1
 最初はあれだけムキになって全レスで反論していた人が、短期間でここまでスルー力を身につけられたというのは興味深いところです。もともとそういう行為に慣れていたのかな、とも思えます。たとえば、新聞記者として読者の声に対する姿勢とか。

*1:賛同意見をいただけること自体はとてもありがたいのですが、それとは別に。