産経、第二次日中戦争を煽る。
古森義久氏が大喜びして自ら抄訳まで買って出た小説の紹介記事です。
【書評】『SHOWDOWN 対決 中国が牙をむく日』-イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/other/47054
目覚めた中国は今、武力で世界を動かそうとしている。恐ろしい話だ。
はい、いいかげんにしてくださいねー。小説というのはフィクションですからね。仮にもジャーナリズムなら、フィクションを根拠に決定事項のように書かないでください。
今、日中間で戦争が起きるとしたら、日中対立を煽るマスメディアの責任でしょう。どことは言いませんが。産経新聞社が中国と戦争したくてしょうがないのは勝手だけど、99%の日本人はそんなこと絶対に嫌だと思っているので、こっちまで巻き込まないでください*1。戦前戦中の朝毎読など各紙が好戦的な記事を書いたことを産経新聞や系列メディアはよく批判しますが、リアルタイムで挑発する方がよっぽどたちが悪いとは思わないんでしょうか。
それから、何度も何度も指摘していますが、自社出版物の宣伝記事に【書評】という見出しを付けるのもやめてくださいね。「恥の文化」と言われる日本文化を尊重する気なんかないんでしょうけどね。
*1:もちろん99%という数字に根拠はありませんが、攻めてこられたら防衛しなくては、と思っている人は相当数いるとしても、その手前の段階で戦争になるまで挑発すべきだと思っている人は、どんなに多く見ても1%もいないでしょう。