黙然日記(廃墟)

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教育再生会議の言語感覚。

asahi.com:奉仕・体験学習の国民会議を提言 教育再生会議
http://www.asahi.com/politics/update/0316/015.html
子どもに好ましくないテレビ番組やパソコン・携帯電話で見られる出会い系サイトなどの有害情報対策とともに、奉仕・体験学習・スポーツ活動に取り組む「国民会議」(仮称)を創設する方針で一致した。

 ええと(困惑)。主張している内容が滅茶苦茶なのはいまさらとして、「国民会議」というのは、政府に対して国民の立場から提言するために作られた組織が名乗るものかと思っていました。それを政府が作ろうというのは、どういう意図なんでしょうか。
 やらせタウンミーティングと同じ発想なのかな?
 そういえば日本を守る国民会議ってのがありましたな。現在は日本会議に合流していることからもわかるように、旧軍人が中心になって政府に向かって情報統制やら奉仕活動の強制やらを求める組織で(そういう意味ではちゃんとした「国民会議」でした)、極右の政治家を取り込んでいましたが。教育再生会議山谷えり子(父親の山谷親平が旧軍人であることからそっち方面に人脈がある)がなんか幻想を抱いてこの名前を持ちだしたのかもしれませんが、元ジャーナリストにして政権の教育問題(特に国語教育)の担当者は、どういう言語感覚を持っているんでしょう。*1

*1:このネーミングを持ち出したのが山谷でなくても、教育問題の有識者の誰かが言い出したとしたら同じ批判が必要でしょう。