日朝作業部会・各社の社説。

　ちょっと読み比べてみました。

asahi.com ：朝日新聞-社説
日朝協議―焦らず、ねばり強く
http://www.asahi.com/paper/editorial20070309.html

3月9日付・読売社説(1) : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
［日朝作業部会］「『北』の露骨な揺さぶりを許すな」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070308ig90.htm

MSN-Mainichi INTERACTIVE　社説 （毎日新聞）
社説：日朝物別れ　北朝鮮は「拉致未解決」を認めよ
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20070309k0000m070152000c.html

【主張】日朝協議　政府の交渉姿勢支持する-イザ！（産経新聞）
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/shuchou/42455/

　各紙とも、「日本は毅然として拉致問題を追求せよ、焦る必要はない」という主張で一致しているのが、ちょっと驚き。ただし、朝日・毎日は「交渉には押し引きが必要だからじっくり構えろ」と言っているのに対して、読売・産経は「押せ押せ一本槍でいい、焦って妥協するな」なところが違いますが。
　そしてなにより、我らが産経の「主張」（社説）の凄いところは、日朝作業部会とそのベースである六ヶ国協議が核問題解決の場であることをすっかり忘れている点ですね。「核」という文字が一つも出てこないのは、いっそ見事なぐらいです。わざとやってるんだろうか。