すぎ恵美子さん死去。
asahi.com:漫画家のすぎ恵美子さん死去
http://www.asahi.com/obituaries/update/0213/007.html
うーん。かなりショックです。最近少し離れてたんですが、ある時期までの単行本はほとんど揃えていたので。
少女マンガにおけるエロティック・コメディという一大ジャンルを開拓し*1、少コミ第二次黄金期を支える大きな力となり、常にジャンルの先頭を走り続けた作家として、今改めて評価されるべきでしょう。
ジャンルの開拓者でありながら、ここ数年は過激さのエスカレートに(あるいは編集部の方針に)、いささか疲れているようにも見えました。それでも、この世代の作家が普通なら二十代以上向けの雑誌に移るのに対して、戦略として覇道を取り入れながら内容はあくまで王道の少女マンガを求め続けた作家だった。そういうふうに思います。
合掌。
*1:といっても、80年代のすぎ作品のエロスなんて今見たら「小学六年生」よりもおとなしいぐらいなんですが。