古森義久氏の冷戦。
安倍外交の新しい風 価値観を外交に盛る-ステージ風発:イザ!
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/96321
ま、古森watchは淡々と。
安倍首相が外交で「民主主義・自由・人権」を唱えていることを評価しているのですが、どうも「従米・反共」の言い換えとして、らしいですね。本当の意味で「自由」を意図しているとは、とても思えないわけですが。
しかし、いまさら反共ですか。中共や北朝鮮の人権侵害はそれで非難すればいいのであって、いまさら共産−反共の図式を持ち出すとは、いつまで冷戦時代にしがみついているのか……。しかも、この文章はAPECでの安倍氏の言動を中心に取り上げているのですが、APECの舞台となったベトナムについては、古森氏はたいへん好意的であるようです。古森氏が長く特派員として滞在し著書もあるベトナムに、個人的に思い入れがあるのはよくわかりますが、なぜベトナムの共産党政権なら批判せず、中華や朝鮮にも一人ひとりの人間が生きていることに思いが至らないのでしょうか。