言論弾圧と自主規制。

　コメント欄でtnさんにご教示いただいたのですが、ジャパンタイムス紙でROGER PULVERS氏がこの件を取り上げたようです。

The Japan Times Online - Self-censorship conjures ominous echoes of the past
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/fl20060917rp.html

　http://www.excite.co.jp/world/english/web/に頼らないとわたしは読めないのですが（情けない）、1930年代の日本の歴史や「国内の反日日本人」という言葉を踏まえた上で、自主規制の風潮が日本に蔓延しつつあることを憂えているようです。

To my mind, the JIIA-Sankei Shinbun incident has become a part of the territory of public intimidation and self-censorship, where all love of country is reduced to a ludicrously simplistic patriotism.
私の考えでは、JIIA-産経新聞事件は公共の威嚇と自己検閲の分野の一部になりました。(そこでは、国に対する愛のすべてが滑稽で安易な愛国心に矮小化されます)。*1

　この件を「言論弾圧」というとあっち側の人は怒るのですが、“自主規制”の強要は、（少なくとも日本においては）言論や表現に対する規制の最たるものであることを確認しておきます。マンガやアニメやゲームについて、我々が「規制されている」と感じるのは、実はすべて“自主規制”の形を取っている（しかしそうしないと事実上発表できないようになっている）ことは、あんがい知られていないのかもしれません。
　で、古森blogの方はこんなありさま。いくらネットやコンピュータに疎くても、コピペや過去記事の編集ぐらい覚えましょうよ。

ワシントン・ポストへの投稿紹介（再編集）-ステージ風発:イザ！
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/40634/

*1:訳文は一部修正。