会長への道。
asahi.com:落語協会の新会長に鈴々舎馬風さん
http://www.asahi.com/culture/update/0626/009.html
馬風師匠といえば「会長への道」が当たりネタじゃなかったっけ、と思って調べてみたらやっぱりそうでした。かなり昔、まだ中堅だった馬風が当時の落語協会の幹部や先輩をかたっぱしから挙げていき、誰々はもう年だから長くない、でもまだ誰々がいるからなあ、誰々はしぶとそうだから厄介だ、という調子でこき下ろして、あたしが会長になるのはまだ先だなあ、という噺(というかほとんど漫談)です。たまたまテレビで見てあまりのブラックさに爆笑したんですが、そうですかついに。芸風からはあまり会長らしくない印象があってそこがまた暗黙のギャグになっていたわけですが、今回選ばれたのはあのネタが微妙に効いているような気もします。持ちネタが洒落にならなくなったところで洒落が成立するという状況ですね。