黙然日記(廃墟)

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報道の自由について、ふたたび。

 keyword:報道の自由の本文をようやく書けた。もちろん批判はあるでしょうが、もちろん甘受するとともに、どんどん書き加えていただきたく。
 なぜ急にそんなことをしたかというと、VoCE問題をきっかけとして「報道の自由」について考え直しているうちに、こうまとめればいいのかという方向性が見えたからです。マスコミの本質的な使命は、国家権力のチェック、広い意味での批評であって、執事喫茶に来る客やKAT-TUNのコンサートで違法グッズを買うファンといった弱い立場の一般人を揶揄することでは絶対にないし、報道の自由はそんなことのために利用される口実であってはならない、ということです。
 そもそも、美容雑誌でそういう報道をすることに意味があるのか。美容雑誌の報道的な使命は、悪質な化粧品メーカーを糾弾するようなことにあるのではないか、という指摘を、そういえばあまり見かけませんね。メーカーの意に添ったタイアップ記事ならいくらでも載っているようですが。VoCEの編集者が社会批判をしたいならそういう雑誌ですればいいので(そのための総合出版社でしょうが)、美容雑誌しか受け持っていないからそこでやるというのでは、ただのオナニーです。オナニー記事を読まされる読者に対して失礼だなんてことは……考えてるわけないね。