黙然日記(廃墟)

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講談社女性誌が盗撮・開き直り。

 id:hagex:20060515#p1参照。講談社の雑誌VoCEがオタク・腐女子を馬鹿にした上に話題の執事喫茶Swallowtail*1の店内を無断撮影、謝るどころか開き直ったという話。なかなか香ばしいことをしてくれますね。
 いわゆる女性誌は、すべてがそうではないにしろ、大半がジャーナリズムまたはマスコミとしての自覚がない、ただの金をもらって広告を載せる宣伝媒体と化してしまっています。つまり広告がわんさか入るからそれだけで収支が取れていて、質の高い記事で売れ行きを上げようとかそういう志のないメディアになってしまっています。宣伝媒体としての自覚があるならまだいいのですが、広告屋には広告屋としてのしっかりしたプライドがあって、たとえばちょっとでも出所の怪しい素材とか見る人のごく少数でも不快にするような表現は絶対に使わないのに、VoCE編集部にはそういう姿勢も伺えない、どっちつかずの上にどっちから見ても最低の存在になってしまっているのですね。ここまでひどい状況になっているとは思わなかった。これは、そんな雑誌の広告クライアントにも、そんな雑誌を買って広告に引っかかる読者にも責任のあることです。
 Swallowtailのコメントでは「この雑誌は,常識も倫理観もないゴシップ誌であると結論付けました」となっていますが、女性週刊誌や写真週刊誌、スポーツ新聞などのいわゆるゴシップメディアは、最悪のことをしているという自覚がある上で開き直っているし、読者も悪趣味を承知で読んでいるわけで、常識も倫理観もないにせよまだマシな存在です。VoCEの態度はそういうメディアともまた違う、根本的に社会人としての常識が欠けていると言わざるを得ません。